ながさ木ネット | 有限会社長崎建築社

ﾂꀀ	個人住宅を建築する際に、まず考えることは、今、家族形態は多様化し、人々の価値観も様々であるということです。規格化されたお仕着せの住宅でなく、住む人の暮らしにあった、そして地域の環境に調和した住宅づくりを提案しています。また、長く使い込まれた住宅は、古材という宝物を抱えています。建築から解体までのトータルの環境負荷を考慮すれば、改修だけでなく、建て替えの際にも古材を有効に再利用することも、環境にも配慮された家づくりとなります。古材へ新たな命を吹き込むという提案も進めています。

	昔からの集落地に建っていた築80年を超える古民家を人力で解体し、構造材の大半を再利用して平屋建てに建て替えた住宅です。高齢の夫婦二人の別荘的な住まいですが、仕事が一区切りした現在は、懐かしい雰囲気を感じつつ、機能で暮らしやすいために、ここに出向く日が多くなったということです。
回りの風景にも溶け込み、裏の蔵とも双方が適度に絡み合っています。門扉は細格子を用い、塀も高さも抑えて、境界の明示はしつつ開放的な雰囲気を保っています。
	天井は古材を再活用した格子天井と吹き抜け天井で、柱や造作材も古材の再利用です。段差をなくした床は、各室への移動も安心です。
新興住宅地に新築した2階建て住宅。仕事も趣味も精一杯がんばる女性の住まいです。明るく伸びやかな暮らしをという希望で計画しました。先々では、高齢となる両親との同居も視野に入れて、バリアフリー化した住宅です。
	1階のリビング・ダイニング・キッチンと和室・広縁は大きなワンルームとして広々と使う事も、建具で仕切って個室化することも可能です。リビング・ダイニングの大きな吹き抜けからは明るい日差しと心地よい風が家中に届きます。

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