丸太積土留工

横木と控木を組み合わせ、丸太間に土砂等を詰めた土留工で、現場発生土砂の利用が可能で施工容易であることから、山腹斜面か狭あいな場所での施工に適する。
小規模な崩壊または法切り斜面の維持を図る箇所等で背面土圧が小さく、長期の耐久性を必要とせず植生の繁茂等によってその機能の代替が期待できる場所に適用する。
横木と控木はボルト、鉄線等で緊結し、丸太と丸太との間には、土砂、礫等を詰め、十分突き固めなければならない。
前面の控木によってできる空隙部分には、萱株、雑草株等を植え付けて土砂の流出を防止し、埋土の固定を図らなければならない。
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標準図(単位:m)

歩掛・材料

(10当たり)

名 称
形 状 ・ 寸 法
数 量
単 位
概 要
 杭木  長さ0.7m 径8cm以上  13.6  本 (高さは1m程度を標準とし、材料は所要量を形状する。)

結束用杭打、積上げ、

緊結仕上げ、埋土

 横木  長さ2.0m 径10cm以上  27.3  本
 控木  長さ0.8m 径10cm以上  90.9  本
 鉄線  なまし#10  16.1  kg
 雑草木株  茎長30cm 打違1m縄〆  5.0  束
 世話役  0.6  人
 普通作業員  1.8  人

備考 高さは、1m程度を標準とし、材料は所要量を計上する。