ウッドウォール

壁面に間伐材を利用した補強土壁工法で、小型の建設機械による施工が可能で、山間部でも容易に施工できる。
補強土壁工法の施工場所に準ずる場所で、基礎地盤が良好で、良質な中詰土砂の採取が可能な箇所に適する。
中詰材については、原則として現地発生土を使用する。
間伐材は、縦材の溝に木口が入る径のものを使用するのが原則であるが、径の大きな場合には、縦材が木口に入るように切り欠いて使うものとする。
基礎地盤は、整地し水平にする。また、基礎地盤が軟弱な場合は地盤改良を行うか、コンクリート基礎を設ける。
補強材の布設・接合及び中詰土砂の敷均し、締固めは、補強土壁工の施工に運時、背面や基礎部の掘削時に湧水があるときは、適切な排水処理を行う。
※CADデータは用意されていません。

標準図(単位:mm)

歩掛・材料

H=2.5m、L=4.0m (10当たり)

名 称
規 格
数 量
概 要
 間伐材  末口径0.11×1.97  44本  1.05
 鋼材  黒川、鋼材、付属品1式  0.18t
 敷鋼材  高密度ポリエチレン引張強度 50KN/m  58.5
 植生マット  種子、肥料付き  11.0
 裏込土  17.5
 計
 世話役  0.05人
 普通作業員  間伐材組立  0.21人
 鋼材組立  0.49人
 敷鋼材布設&継手  0.76人
 中詰・転圧(壁際)  1.10人
 中詰・転圧(中央)  0.03人
 計
 バックホウ運転  0.60  0.35hr
 タンパ運転  0.14日
 15t級ブルトーザ  0.28hr
 計

(注)ウッドウォールは、平均法長2.5m、平均施行延長4.0mであることから実態調査し、その結果を本歩掛りとした。